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木下 秀孝; 神永 雅紀; 日野 竜太郎
JAERI-Tech 98-061, 55 Pages, 1999/01
原研の中性子科学研究計画を推進するために、5MW核破砕ターゲットの設計を実用的な中性子性能と安全性の確保の観点から進めている。とくに安全性に関しては、ターゲットシステムの安全性の向上を目指してRELAP5を導入した。第1段階として、ポンプトリップや配管破断のような異常事象時におけるターゲットシステムの過渡挙動を、RELAP5にもともと組み込まれている水物性値を用いて解析を行った。ポンプトリップ時には、加熱部の急激な温度と圧力の上昇を防止するうえで、慣性力の大きいポンプが有効であること、また配管破断時には、破断孔径が1mmの場合には圧力降下や流出も緩やかであるが、完全破断の際には大きな圧力変動に伴い数秒で流出することが示された。これらの解析結果を基に、確証実験用のループ改造と、コードへの水銀物性値組み込みに着手した。
横林 正雄; 石塚 信
JAERI-M 9395, 12 Pages, 1981/03
BWRにおいては、炉心および上部プレナムの冷却材に多量のポイドが含まれているため、圧力変化などからポイド量の増減によるダウンカマの自由水面水位の変化が顕著である。蒸気弁の開固着、給水ポンプトリップなどにより原子炉に対するマスバランスの非平衡が生じると、原子炉圧力の低下からフラッシングポイドが急増し、ダウンカマ側のメータ水位とポイドを含んだ水位との差が大きくなるため、主蒸気隔離弁等を全閉した後、水位がどこまで低下するかを推定することは非常に難しい。そこでこのような場合の水位低下幅を定量的かつ定量的に把握する方法を、放出量と圧力との関係に注目して検討し、新しいパラメータ「実効増加ポイド量」を考案した。このパラメータを用いると初期運転条件と原子炉圧力の低下幅とから水位低下幅を推定することができる。